【角換わり筋違い角】狙い④～UFO銀②～
～前回記事の続きから～
今回の記事では角換わり筋違い角
先手UFO銀VS後手早繰り銀の構え(図3)から、
②△４二玉と玉を固める手を指した場合の変化を見ていく。
【②△４二玉と玉を固める手】
図3から、△４二玉▲２四歩△同 歩▲同 銀△同 銀▲同 飛△２二歩打▲２八飛(図5)
後手固める手には先手▲２四歩から開戦する。△２二歩打までは一連の流れとなる。
△２二歩打には△３五角打ちがあるため一回引いておく。代わって▲５八金も有効な手となる。
図5は次の▲２三歩打が楽しみな局面。よって後手も仕掛けるならこの局面しかない。
図5から、△７五歩▲同 歩△同 銀▲２三歩打△同 金▲７四歩打(図6)
後手△７五歩から仕掛けるが、やはり一回▲同歩と取ってから▲２三歩が激痛となる。
これを△同歩でも△同金でも▲同角成～▲同飛車成がある。
しかし右辺はいつでも殺到できるためここはあえて▲７四歩打から左辺にも味付けを行う。
図6から、△８六歩▲７三歩成△同 桂▲７四歩打△６五桂▲同 歩△８七歩成▲２三角成△同 歩▲７三歩成(図7)
後手の△８六歩は手抜いて▲７三歩成、これを後手手抜けば先に飛車がとれて先手優勢。よって△同桂だが▲７四歩打の継続手が痛い。ここを△６五桂に代わって△８七歩成でも本譜図7と同じような進行となる。
△８七歩成には▲２三角成と角を切る手がぴったりとなる。
図7は後手と金を作れているが、▲８二との飛車取り、▲２三飛車成を同時に受けることは不可能となり、後手玉の薄さからすぐに寄せられる局面となっている。
次回記事では図3から③△４二角打と攻防に利かす手の変化を見ていく。
つづく。
