【後手角頭歩】△２二銀に▲８五歩の変化
今回記事では後手番角頭歩戦法の△２二銀に対し、先手が▲８五歩から仕掛けてきたときの変化を見ていきます。
初手から、▲７六歩△３四歩▲２六歩△２四歩▲６八玉△８八角成▲同 銀△２二銀▲２五歩(図1)
後手角頭歩戦法に対し、▲６八玉と上がってから後手角交換し、△２二銀と上がります。この瞬間に先手から▲２五歩と突いてくる変化を見ていきます。
図1では、△同 歩▲同 飛△２四歩打!▲２八飛△３三銀▲３八銀△２二飛▲６五角打(図2)
先手の飛車先交換には△２四歩打で対抗します。▲同飛は△３三角打で飛車銀両取りがかかります。よって△２四歩打には▲２八飛と下がる一手です。次いで▲３三銀と上がってから△２二飛とまわれば向かい飛車に振ることができます。
図2で後手には２筋を伸ばしていく手があります。よって先手としては２筋に歩を打ち直したい局面ですが、それでは先手の飛車先交換がただの手損で終わってしまいます。
図2から▲６五角打の手が見えますが、これは先手が飛車先交換をしない場合でも出てくる手なので、次回の記事で見ていきたいと思います。
つづく
