【△３二銀戦法】パックマンの変化②▲５三角成～▲８八銀
今回記事は△３二銀戦法パックマン基本図から、▲５三角成～▲８八銀の変化を見ていく。
基本図から、▲５三角成△３四歩▲８八銀△４七飛成▲７七銀△５七龍▲５八飛△６七龍▲７五馬△５二金(図1)
▲５三角成に△３四歩がパックマン定跡。次に△４七飛成と△９九角成が残っているが、今回記事では▲８八銀として△９九角成を防いでくる。
▲７七銀に代わって▲４八銀は△４六龍(参考図1)。
本譜△５七龍で王手馬取りなので▲５八飛の一手に△６七龍と寄る。一見▲７一馬で開き王手がありそうだが、△５八龍～△７一金で逆に2枚換えとなる。
・参考図1で▲４七歩打は△７六龍▲７七歩打△６七龍で後手一歩得で優勢。
・参考図1で▲７七銀打は△４七歩打▲３九銀△５七龍▲５八飛△同 龍▲同金左△２七飛打▲２八飛打△同 飛成▲同 銀△３八飛打▲１八飛打△５七歩打(参考図2)
・参考図2で▲４七金は△７七角成で▲同桂は△５八銀打、▲４九玉は△８八飛成。
・参考図2で▲４九玉は△５八歩成▲３八玉△４八歩成。
・参考図2で▲７五馬は△７七角成で▲同桂は△４八銀打▲６八玉△５八歩成▲同金△４九銀歩成
どの変化も後手が優勢となる。
図1から、▲６八金△４七龍▲３八銀△４五龍▲５七馬△７四歩▲６七馬△４二龍▲６九玉△６四歩▲３四馬△７三桂(図2)
図1まで進めばあとは激しい変化はなく、お互い駒組みに進む。
図2から、▲７八玉△４三銀▲４五馬△６二銀▲６七歩打△７五歩▲８八銀△５七歩打▲同 飛△６五桂▲５八飛△５七歩打▲４八飛△７六歩(図3)
図1以降の進行は一例となるが、中央に金銀を寄せて右桂を跳ねて角のラインを活かして△７五歩～△六歩から攻めていく。
図3は先手金銀がバラバラとなっており、後手角のラインも先手玉を睨んで後手やや優勢の局面となる。
次回は基本図から▲５三角成～▲９八飛の変化を見ていく。
つづく
