【角換わり筋違い角】狙い③飛車先交換から端攻め
今回記事では角換わり基本図から先手飛車先交換し、後手△２三歩打と収めてきた場合の攻め筋を紹介する。
基本図から、△７二銀▲３四角△３二金▲２五歩△６四歩▲２四歩△同 歩▲同 飛△２三歩打▲２八飛(図1)
先手の飛車先交換に対し、後手は△３五角打と打てない(前回記事より)。
よって△２三歩打と収めるが、図1では△３三銀とでれば▲２三角成△同金▲同飛成で一気に勝負がついてしまう。
先手に飛車先交換されてしまうと後手は２二の銀が使いずらくなってしまう。
図1から、△６三銀▲１六歩△１四歩▲５六角△４二玉▲１五歩△同 歩▲２四歩打△同 歩▲１二歩打(図2)
先手が２歩持てば本譜のような端攻めが成立する。
最善は△１四歩と突かないことだが、先手から▲１五歩と端を詰めれば同様の筋が生じる。
仮にこの端攻めをしなくても、後手は２二の銀を上がれず、端も突けずとかなり窮屈な戦いを強いられることになる。
今回記事では先手が2歩持った時の端攻めの筋を紹介した。
すぐに決行するかはさておき、いつでもこの筋があるため後手は駒組が制限されてしまうことは間違いない。
次回記事では狙い筋の最後、UFO棒銀について記述する。
おわり
